2025/4/30
私がまだ若く現役の営業担当だった頃、よく上司から言われた言葉です。アンテナという言葉は今では死語とのことで、確かにLAN/WiFi等により繋がっている現代では、アンテナ自体があまり利用されなくなっているのかもしれません。
意味は、常に新しい情報を入手できるよう努力するように、ということだったと理解しています。営業担当は日常業務に忙殺される結果、努力しないと新しい情報を入手できない、その結果、新しい仕事に取り組めない、そういう教えだったと理解しています。
新しい仕事には2種類あります。一つは既存取引の拡大。これを新しい仕事と厳密に定義できるかは別として、既存取引を拡大するために新規顧客獲得の努力をするということです。もう一つは、こちらが本来の「新しい仕事」という定義と思いますが、今まで取り組んでいなかった全く新しい仕事です。こうした「新しい仕事」を見つけてくるのも営業担当の業務の一つです。
弊社のような小さな会社の場合、いくら(小さな)アンテナを張っても新しい情報が入って来ないという、そもそもの大問題があります。アンテナを張れば情報が入ってくるというものではなく、自分から積極的に情報を取りに行く努力をしないと、待っていても情報は入ってきません。
ではどうやって新しい情報を入手するか。それは、やはり日頃の営業努力に尽きる、ということです。あの営業担当であれば、この話をしてみようとお客様(仕入れ先・販売先)に思っていただける営業を常日頃できているか、が全てです。そのためには知識・経験が必要ですし、その知識・経験を得るための時間も必要です。一朝一夕には獲得できません。だからこそ、毎日の努力が大切です。
弊社はたんぱくに強い会社になりたいと申し上げている通りです。ありがたいことに、たんぱく以外にもモルトや馬鈴薯澱粉等、海外の仕入れ先から新規取組みのお話をいただいています。近い将来、ご紹介できることになるかもしれません。これも弊社営業の常日頃の努力の結果です。手を抜いた瞬間、弊社のような小さな会社には何も情報が入ってこなくなります。これを肝に銘じ、常日頃の努力を怠らない会社でありたいと誓っています。
代表取締役社長
齋藤 政人